くろねこ自由気ままな日記

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作戦決行! 春の大作戦

いろいろ考えるのが楽しいくろねこです。
これまで、2回 投稿した「春の大作戦」
考えすぎると「欲」が大量に発生し、破綻してしまうので、このあたりで計画を実行に移し、一区切りつけました!

今回はそのレポートになりますが、その前に計画をざっくりお話しします。
「春の大作戦」で計画したのは
① 電源コンセント 増設
KVMスイッチ 交換
の2点です。詳しいことは、こちらをご覧ください。

このうち、① 電源コンセント増設 についての報告です。

電源コンセント増設の目的

繰り返しになりますが、マシンルームの電源周りの課題は、
・ マシンルームのコンセントが足りない
・ すべての機器が一か所のコンセントに集中している
の2点、あまり良い環境ではありません。

この課題に対する対策は、
・ コンセント(壁コンセント)を増設する
・ できれば、別系統(別ブレーカー)回路で増設したい
となります。

もちろん、これらの工事を実施するためには、電気工事士の資格が必須です。(資格取得したのでこの計画が浮上しています。)

せっかくだから、
電気工事士取得後の初工事 (実績作り)
技能試験対策で練習した成果を発揮するときです! (笑)

別回路での増設は可能か?

増設するコンセントは、隣の寝室(壁の裏側)のコンセントから延長する計画ですが、その寝室のコンセントがマシンルームのコンセントと
別回路(別ブレーカー)であれば、電源の分散化が実現します。

同一ブレーカーでの配線

異なるブレーカーでの配線


マシンルームのブレーカーを探せ!

分電盤にあった配線図をみて、各ブレーカーに記載してある内容(「2階 洋室東」とかの記載)を確認してみると、マシンルームに該当する記載がありません。

となるとマシンルームの電源はどのブレーカーからなのかの調査になります。

ネットワークの利用者がいない時間帯(早朝)に、マシンルーム内の全ての機器を停止し、「階段、2F 廊下・トイレ」の記載のあるブレーカーを落としてみます。

通電センサー
Santronics 3115 AC Voltage Sensor 141

マシンルームの照明やコンセントは通電していません。
これでマシンルームのブレーカーを特定できました。

このときに寝室やほかの部屋の照明やコンセントの状態も併せて確認しておきます。
ブレーカーが別であれば、寝室側の照明やコンセントは通電しているはずです。
確認結果は通電してました。

したがって、マシンルームと寝室は異なる回路(ブレーカー)であることがわかりました。(消費電力の分散化は実現可能)

マシンルームのブレーカーを通電状態に戻し、常時稼働対象の機器を立ち上げます。
元々、納戸になる区画なので、2F共用部のブレーカーになっているものだと思いました。

工事対象の寝室のブレーカーを探せ!

次にマシンルームに引き込むコンセントのもととなる寝室のコンセントのブレーカーを特定します。
分電盤の記載のそれらしきブレーカーを落とし、寝室の状態を確認します。
直ぐに確定と思い気分よく寝室に行ってみると…
照明は点いてるし、エアコンもコンセントも通電状態です。

マジっすか!!

分電盤の記載内容をよく見直し、目的の寝室であること確認しました。

おいおい!
どういうことでしょうか?

ブレーカーを通電状態に戻します。

本物のブレーカーは?

しばし考えた末、廊下を挟んだ別の寝室表記のブレーカーを落とします。(この部屋の機器はこの時間帯は停止状態)

再び、寝室の状態を確認しに行ってみると、照明は消え、エアコンは無反応、コンセントも通電していない状態です。

にゃんだよ!
表記が反対だよ!

20年以上経過して判明した事実です。
こんなもんですかね

何はともあれ、対象の寝室のブレーカーを特定できました!

他のブレーカーの表記も怪しく思えてきましたが、これは別の機会に調査チームを編成して調査します(笑)

コンセント設置位置の決定

増設するコンセントはその引き込み元のコンセントの真裏で、床面からの少し高い位置(15cm~20cm高い位置)の予定です。
少し高くしたのは、使い勝手を良くするためです。

引き込み元のコンセントと基準とする場所の水平距離を測定します。
測定した距離をもとに、コンセントの設置位置(水平位置)を決めます。

次に引き込み元のコンセントの床面からの高さを測定し、その高さを基準に増設するコンセントの位置を決め、マスキングします。

コンセントの位置決め

そして、間柱センサーを使って壁の中の柱の状態を確認します。
付近に間柱がある場合はその位置をマスキングテープを貼り記載しておきます。今回の工事個所付近は間柱から、5cm以上離れているので問題なしと判断しました。

引き込み元のコンセントもカバーを外し、埋め込まれている部分を引き出し、壁の穴からメジャーを使って付近の障害物を確認します。これも問題ありませんでした。

増設コンセント用の穴あけ

いよいよ緊張の時です! ここから先はやりきるしかありません!!

穴あけ位置の四隅をドリルで穴開けします。
そこからマスキングに従って、引き回し鋸で慎重に壁を切っていきます。
4辺を切りますが、最後、切り抜いた部分が壁の中に落ちないように、養生テープ等で落ちないように注意して切り抜きます。

パネルボックスの大きさに開けた穴

切り抜いた穴から、中を確認すると、引き込み元のコンセント部分の穴が見えるはずです。(測定さえ間違えなければです)

穴が見えたら、VVFケーブル(1.6mm)を通します。

マシンルーム側コンセント設置

今回、マシンルーム側はパネルボックス(後付けはさみボックス)というものを利用して、壁を挟み込む形で固定します。

パネルボックス 右側が羽を開いたところ

パネルボックスは挟み込みようの金具(羽)が2か所ついていて、パネルボックスを開けた穴の中に入れ、挟み込み用の金具を開き、ねじを回すことで開いた羽が引き寄せられて壁を挟むようになっています。

パネルボックスを固定

パネルボックスを固定したら、VVFケーブルの皮をむき、増設側コンセントに接続し、取り付け枠(あらかじめコンセントがついているタイプ)をパネルボックスに固定します。
次にコンセントカバーを取り付けて、増設側は終了です。
コンセントカバー取り付け時に水平器で水平を取ってください。

増設側コンセント 設置完了!

寝室側(引き込み元)コンセントの穴から出ている増設用VVFケーブルの先端の皮むきを行います。

懐中電灯を用意し、寝室のブレーカーを落とします。
引き込み元のコンセントの増設用の穴にVVFケーブルをぐっと差し込みます。このとき「W」と記載されている側に白い線をさします。

緩くないかを確認したら、ブレーカーを上げ、通電テストです。
引き込み元コンセント、増設側コンセントの両側が問題なく通電していることを確認したら、引き込み元コンセントを壁に戻して完成です。

100均のスイッチ付きコンセントで通電確認
(通電センサーよりも簡単に確認できます ^^; )

おわりに

ブレーカーの特定で、予想外のことがありましたが、初めての壁コンセント増設工事は無事に終了することができました。
作業時間は約1時間でした。
(ブレーカーの特定の時間は含んでいません。)

まあ、どきどきでしたが、きれいにできた方です! 
ヨシとしましょう!

次回はもうひとつの作戦 実行結果です。

ここまで、ご覧いただき、ありがとうございました。
それでは、また!!


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