こんばんは 旅するくろねこです
年一回のオヤジたちの大イベントは
滞り無く終わりました
心配されていた天候☔️も問題なく
年寄りにやさしいお天気でした
ただ、ひとつのことを除き・・・
(それは、「おわりに」で触れます)
さて、自称「くろねこプロジェクト」(会社のインフラ系の大幅見直し)は11月から後半戦を迎えます
各地の新幹線🚄 に乗り
旅するくろねこに
そんな中で利用する新幹線のトリビアに触れさせていただきます
ミニ新幹線とは
ミニ新幹線とは、新幹線と在来線区間を直通できる「新在直通」方式の新幹線のことです
この方式を採用することで、
既存の在来線区間に新幹線を走らせるために必要となる建設費を大幅に削減できる方法です
これまで、山形新幹線(奥羽本線 山形線)、秋田新幹線(田沢湖線)の2路線で導入し、現在に至っています。何れも、東日本旅客鉄道(JR東日本)の路線です
新幹線というと、白いボディにブルーのラインでお馴染みの東海道新幹線・山陽新幹線が浮かぶ方が殆どと思います
こちらは、正真正銘のフル規格の新幹線「THE SHINKANSEN」ですね
だから、「ミニ新幹線? なんだぁ そりゃあ?」ではないでしょうか
そんな方のために、もうちょっと、鉄分濃くなるお話しをします
山形新幹線・秋田新幹線
山形新幹線(福島・新庄間)・秋田新幹線(盛岡・秋田間)で採用されたミニ新幹線方式の概要は以下のとおりです
- 軌間(線路の幅)は、1435mm
標準軌と呼ばれるフル規格新幹線と同じ幅です
在来線は狭軌の1067mm - 車体サイズのうち車幅は、在来線車両サイズ 2945mm、車長は22.5m
座席配置は 2+2列です。内側も山側も2列で、A〜D列となってます
フル規格の場合、車幅は3380mm、車長は25m - 電気は、新幹線区間は交流25000V50KHz、在来線区間は、交流20000V50KHzをデッドセクション(死電区間と呼ばれる通電しない区間)を惰性で通過し、その間に電気方式を車両側で切り替えます
車両には複数の電気の種類で走らせる仕組みを搭載していることになります
- 在来線区間の速度は、130km/hまでとしてます
高速運転の特急電車と同じです
もっとも、曲線区間が多い田沢湖線内は速度を上げることはありません - 在来線区間には、踏切があります
- 在来線区間には、単線区間があります
運行
山形新幹線(E8系、E3系)は、東京・福島間の東北新幹線区間では東京方にE5系やE2系を併結しての運行がほとんどですが、一部、単独編成のまま東京乗り入れの列車もあります
「つばさ」はもうすぐ最新鋭のE8系に統一されます
もちろん、320km/h運転(東北新幹線区間)です
併結運転の場合、E5系10両+E8系/E3系7両の17両編成での運行です
東海道新幹線が16両なので、最長と言いたいところですが、ミニ新幹線は前述のとおり車体が22.5mであるため、17両でも395m(東海道新幹線は全長400m)です
途中、分割併合運転を実施している新幹線です
先日、トラブルありましたが、この技術は群を抜いていると思います
そして、
山形、秋田から東京への思いを乗せ、
今日も走り続けてます
行先表示「東京」の列車が、新庄・山形、秋田から出ること、
(要するに)
「一本で東京に行ける列車」
の意義はあまりにも大きいと思います
特別な仕掛け(ステップ)
ミニ新幹線は、在来線サイズの車体であるがゆえ、フル規格の東北新幹線区間での駅到着時に、車体とホームの隙間ができてしまいます(隙間は約20cm)
隙間への乗客の転落を防ぐため、ステップがせり出すように造られてます
新幹線が停車する直前でせり出し
新幹線の発車直後に格納されます
そのシーンは一瞬のことなので、なかなか見ることができません
いちいち格納しなくても良さそうですが、風切り音などの問題もあり、フラットになるよう格納されます
ドアが1枚
車体長が22.5mとなったため、座席数確保のため、ドアは片側1箇所です
それでも、全席指定のE6系の場合、最大4席✕15列(列数は平均的な車両の列数)の人数を捌くには時間がかかります
混雑時間帯の東京行きこまちの大宮駅や東京駅はかなり時間掛かってます
つなげよう日本
東日本大震災で大きな被害が出ました
大きな余震が頻発するなか、
運転再開予定は何度も延期されました
2011年4月29日
東京と秋田がふたたび「こまち」で結ばれました
「4.29 さくらこまち115 おかえりなさい プロジェクト」
が、twitter(現、X)で拡散され、多くの方々が「おかえり」の声をこまちにかけてくれました
YouTubeに動画があります。
www.youtube.com
大震災でのさまざまな悲しい経験、思いが、その動画に記録されてました
感極まる沿線住民の姿は、日常を取り戻すための一歩を踏み出した、そんな姿が映し出されてました
その大きな象徴が「こまち」(第1号列車は「さくらこまち115号」と呼ばれている)だったのです
関連動画はたくさんあり、その中でも、地元テレビが、その「さくらこまち115号」が田んぼの先の線路を走ってくるシーンの撮影で、警笛とともにこまちが見えた瞬間、女性レポーターは嬉しさのあまり走り出し、泣きながら「おかえり〜」と絶叫!
カメラマンも慌てて追いかける
そんなのを見てしまうと、もう涙が止まりません
「オラがまちに新幹線、帰ってきた!」
秋田の皆さん、みんなそんな思いで出迎えてくれました
当時(2011年)の「つなげよう日本」のCM
一日も早く、レールをつなぐ。
街と町をつなぐ。
人と人をつなぐ。
鉄道にできることは、それしかないけれど、
つながれば、きっと誰かの力になる。
このことば、覚えているひとも多いのではないでしょうか
くろねこはこれに一文加えたいと思います
「夢と夢をつなぐ」
すみません
ミニ新幹線の話からそれてしまいましたね
おわりに
今回の記事は、先日の出張の帰りにくろねこの友人(「友人J」ではない)とのLINEでの会話で、ミニ新幹線に乗ったことがないというところが発端です
秋田や山形が故郷の方以外は、あらためて、旅行の計画でも立てないとミニ新幹線の乗車のチャンスはありません
記事では僅かな情報ではありますが、そんなミニ新幹線をちょっと知ってもらいたかったのです
寒くなってきました
11月も東北、上信越、北陸と飛び回ります
夢と夢をつなぐ
そんなお仕事、実現できたらと・・・
最後にオヤジたちのイベントで起きてしまったトラブルです
じつは二三日前から、上唇の裏側に引っかかるような感覚があり、歯に挟まった何かが原因と思い、糸ようじや歯ブラシなどで原因物質を取り除こうとしていたのでした
イベント中、状態は改善するどころか悪化の一途
帰宅後、糸ようじで・・・
そして、ようやく、原因物質の撤去に成功!
原因物質は、上左1番2番の間にできた虫歯の治療で詰めた詰め物!
ということで、ふたたび、歯医者さんに通うことになりました(悲)
それでは
ここまで、ご覧いただき、ありがとうございました。