こんにちは くろねこです。
体調の関係でお休みをいただいておりました。
今日から行動再開です。よろしくお願いします。
さて、この週末、
もともと計画していたことがありました。
しかし、作業を始めると思わぬことが・・・
今回はそんなことを書かせていただきます。
(なんて日だ!)
慢性的な容量不足
もともと、計画していた作業は、サーバのディスク容量不足の解消です。
サーバ構築時点では十分なディスク容量としていたのですが、画像や音楽、動画など大容量系のファイルが増えることにより、最近では慢性的な容量不足を起こしていました。
ドライブD と ドライブE はこれまで多少のやりくりで凌いできましたが、そろそろ限界です。
そこで、断捨離を兼ねたディスク構成の再構成を実施する 予定でした。。。
プランはある程度、考えていました。
とは言え、作業前のバックアップはマストです!
バックアップの効率も考え、サーバの再起動をかけました。
サーバはドメインコントローラ1号機で、Active DirectoryとDNS、ファイルサーバ、プリントサーバ、VPNサーバを兼ねており、再起動にはそれなりの時間がかかります。
その間に渋めのコーヒーを淹れてきます。
暖かいコーヒーを手にマシンルーム(くろねこの作業部屋)に戻ると、Windows Serverのログオン画面が出ている
はずでしたが、何も表示されていません。
それどころか、デュアルモニターの両方とも、省エネモードに!!!
サーバの電源の状態を確認すると、電源OFFの状態です。
あれ、間違って、シャットダウンしてしまったのかな??? と
気を取り直して、電源ボタンをプッシュします。
もう一度、電源をONにします。
サーバが起動しない
電源が入らなくなったサーバ、何回かに一度は起動するがすぐに、電源はいらない状態に。。。
問題のサーバは、2010年製の DELL Optiplex 980 を2013年ころにオークションで購入
メモリ増設、ディスク交換等を行い、それまで、フルタワー型PCで運用していた ドメインコントローラ をこのマシンに移行して現在に至ります。
何だかんだ言って10年近く頑張ってきたのですが、ついに限界を迎えたようです。
実はこのマシン、以前にも同様な症状に見舞われ、電源ユニットを交換した経緯がありました。
今回の症状もこの経験があったので、原因箇所は電源ユニットと判断して間違いないようです。
したがって、ディスク上のデータは、
では、電源ユニットを交換すればよいではないかと思いますが、如何せん10歳越えのPCです。今回は、延命せずにそのまま見送ることとしました。
機器を撤去する前に、ドメイン情報をドメインコントローラ2号機に移します。
何回か起動を繰り返し試し、やっと起動した際に、
・ Active Directory の強制プリケーション(1号機→2号機)
・ FSMOをすべて2号機に移動
を実施します。この間、電源が落ちないことを祈るばかりです。
何とか無事終えました。
最後の仕事を終えたドメインコントローラ1号機、静かにシャットダウンします。(合掌)
流用できるパーツの取り外し
二世代以上も前の仕様ですが、まだまだ、使えるものはあります。
使うかどうかは別として、他のPC移植用のパーツを取り出します。
取り出したパーツ
(1) CPU : i7-870
(2) メモリ : DDR3 1333MHz 4GB × 4枚
(3) 光学ドライブ : 薄型DVDマルチドライブ(SATA)
※ 2.5インチHDD取り付け時に外したもの
(4) ビデオカード : ATI Radeon HD 4550 PCIe x16 ロープロファイル (低電圧)
(5) ファン : 8cm 12V ファン
(6) ハードディスク :
薄型光学ドライブマウントキット内の2.5インチ 1TB HDD(SATA) と
3.5インチ 4.0TB HDD(SATA)
ドメインコントローラ1号機をどうするか?
体力が落ちてるくろねこ
想定外のトラブルにさらに憔悴しているくろねこ
本来なら、別のPCにOSをクリーンインストールして、ドメインコントローラに昇格させるのが筋ですが、取り出したHDDには、まんま、ドメインコントローラ1号機の情報が残ってます。
だったら、別PCにそのまま移植して、ハードウェアの異なる部分のみ、ドライバを再設定すれば、理論上は行けるはずです。
もちろん、ごみデータもそのまま残るのは承知のうえです。
今は一刻も早くドメインコントローラ1号機を復旧させることが最優先です。
認証系や名前解決はドメインコントローラ2号機があるから構わないのですが、ファイルサーバ、プリントサーバ、VPNサーバは1号機が復旧しない限り、サービス提供できないからです。
新ドメインコントローラ1号機の作成
以前に開発用のメインPCとして利用していたPCがあるのですが、これは、Windows7時代のもので、一応、Windows10にアップグレードしたのですが、SSDではないのでチョー遅くて使いものならず放置していたものです。
このPCは、CPU : i7-4770、メモリ:16GB 実装なのでスペック的には全く問題ありません。
旧ドメインコントローラ1号機から取り出したHDD2台を新ドメインコントローラ1号機に搭載しなおし、起動してみます。
最近のWindowsは大概のデバイスドライバを持っているので、普通に起動してきて、ログオン画面を表示しました。
ハードウェアが全く異なるので、チップセット、ビデオなどのドライバを再設定します。ここで、デバイスマネージャの警告表示「!」がなくなるまで設定作業を行います。
OSをクリーンインストールしていないので、なかなか一筋縄ではありません。
Windows10として動作していた時の認識情報を残しておいたので、これが大変役に立ちます。
Windows Server 2012R2 は、Windows 8.1 とコアがほぼ同じなので、各デバイスのWindows8.1 x64用のドライバをダウンロードします。
大体の場合、セットアップ用のexe形式のファイルなのですが、セットアップ時にOSのチェックが入る可能性が高く、7-zip等であらかじめ解凍しておくとよいです。
分かってはいましたが、やはり、ドライバのインストールに時間がかかりましたね。
各サービスの状態確認
ドメインコントローラ1号機として、基本的にはハードウェアが変わっただけなので、各種サービスの設定を弄る必要はありません。
一応、ドメインコントローラ2号機と、レプリケーションの実行とFSMOの設定を行います。
作業は確認のみです。下記を確認します。
・ 起動・停止
・ 認証系
・ 名前解決
・ ファイルの共有状態(アクセス権を含む)
・ プリントサーバ
・ VPNサーバ
これといった問題はなく、一応、終了と判断します。
あ~ぁ づかれた~
ディスクの容量不足問題は?
ディスクは積み替えただけなので、当然ですが、容量問題は変化ありません。
容量問題については、仕切りなおしてやりたいと思います。
「Optiplex 980 お疲れさまでした」と
北風の青空を見上げる くろねこ でした。
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