こんばんは くろねこです。
今回は、自分の備忘録扱いの記事となります。
もしかしたら、どなたかのお役に立てるかもと思ってますが、悪用厳禁 です。
しかしながら、街の電気屋さん的なくろねこは、さまざまな困ったさんを助けるため、時には「奥の手」を使うこともあります。今回はその「奥の手」のひとつを紹介します。
利用できるシチュエーションは、
・ 社員が辞めてしまいパスワードがわからない
・ 修復のために預かったPCの管理者アカウントとパスワードが分らない
などです。このような事態の場合、確認するのが一苦労なので、自己防衛的に利用する手段です。
それではいきます。
起動可能なメディアでWindows7を起動
Windows7起動ディスク、または、WindowsPE で対象のPCを起動します。
● Windows7起動ディスクで起動した場合
Windowsのインストール の画面で、Shift+F10 を押し、「コマンドプロンプト」を表示させます。
● WindowsPEで起動した場合
普通に起動して「コマンドプロンプト」の画面にします。
起動してコマンドプロンプトが表示されたら、あとは共通の作業です。
対象PCのプログラム差し替え
以下のコマンドを入力します。
(対象PCのWindowsは、C:¥Windowsフォルダにインストールされている前提です。)
このUtilman.exeは、Windows7のログオン画面の左下のアイコン「コンピューターの簡単操作センター」です。コンピューターの簡単操作センターをコマンドプロンプト(cmd.exe)に差し替えます。
作業が完了したら、PCを再起動します。
コマンドプロンプトを起動
Windows7が起動し、ログオン画面が表示されたら、左下の「コンピューターの簡単操作センター」のアイコンをクリックします。
「コマンドプロンプト」が起動するはずです。
このコマンドプロンプトは管理者モードで起動します。
もう一度、言います。管理者モードで起動します。(ここがポイント)
管理者ユーザを追加
管理者モードで起動したコマンドプロンプトで、「コンピューターの管理」を起動します。
コマンドは下記です。
compmgmt
「コンピューターの管理」が表示されたら、あとはUIの操作で、
・ 新規ユーザーを追加する
・ 追加したユーザーをAdministratorsグループに所属させる
を実施するだけです。
新規ユーザーはわかりやすいユーザー名とパスワードで、パスワードは無期限がいいですね。
作業が終わったら、コマンドプロンプトを閉じます。
追加した管理者ユーザーでログオン
ログオン画面に戻り、先ほど追加した管理者ユーザーでログオンします。
対象PCがドメイン参加した場合は、ユーザー名の前に「.\」を付けてください。
(「.\」はローカルPCを意味します。)
ログオンできたでしょ!
これで、このWindowsは、あなたの自由になります!
最後に
くれぐれも言います。【悪用厳禁】です。
それでは、また。