こんにちは くろねこです。
今日は、2021年11月3日 文化の日
さずが「晴れの特異日」ですね。朝から快晴です。
昼前から20℃を超え、とても気持ちいい陽気です。
さて、今回の記事は先日投降したWindowsのリカバリ関連の記事です。
(この記事の最後にリンクを用意しています。)
トラブルは突然襲ってきます。その際に如何に慌てずに対応するための内容です。
くろねこ自身の忘備録としての記録ですが、同様なトラブルに見舞われた際には参考になればと思います。
■注意■
この記事は、忘備録的な位置づけで、同様な事象に遭遇した場合、いち早く復旧するための手順を記録したものです。同様な事象に見舞われ、復旧作業の参考になればと思いますが、実施する場合は自己責任でお願いします。当記事を参考に復旧作業を実施し、損害が発生したとしても当ブログでは責任を負いかねませんので、あらかじめ、ご承知おきください。
1. 環境変更前にバックアップを取りましょう!
いろいろ「やらかす」 くろねこ の場合、後で後悔しないため、「やらかす」前にバックアップを取るようにしています。
当然といえば当然なんですが・・・
もちろんビジネスの現場ではマストなんですが、プライベートでは?
という方がかなり多いと思います。
面倒だし、やり方もよくわかんないし。。。
もちろん 使えるバックアップ をしっかりとることです。
「使えるバックアップ」とは、ちゃんと元に戻せる(復元できる)バックアップのことです。使えなければ、意味がありません。
というわけで・・・
バックアップの取り方と、そのバックアップからの復元方法をしっかり整理しておこうと、実際にテスト機を使って、手順の確認をしたわけですが・・・
2. Windowsバックアップが失敗する!?
はじめに、バックアップ格納先の外付けHDD(500GB)を接続し、あらかじめ、NTFSでフォーマットしておきます。
テスト機は、Windows10 Pro 21H1 です。
下記手順でバックアップを開始します。
スタート → 設定 → 更新とセキュリティ → バックアップ と操作して
[バックアップと復元]に移動(Windows7) をクリック
表示された バックアップと復元]に移動(Windows7) 画面の
システムイメージの作成 をクリック
ウィザードでは、用意した外付けHDDにバックアップするよう操作します。
必要事項を回答し、バックアップを開始します。
しかし、すぐにバックアップがエラーで停止します!!
「ボリュームのシャドウコピーの作成に十分な領域がない」
どういうことなのか???
調査してみると、システムパーティションの領域が足りないとのこと。
(Widnows10インストール時にお任せで作成された領域だったはず・・・)
システムパーティションは50MB
さらに調査を進めると、バックアップ対象が500MBを超える場合は最低でも320MB必要とのこと。
BUT システムパーティションのすぐ後ろには、回復パーティションがあるので、単純に拡張はできません。(う~ん)
3. システムパーティションの拡張が必要
いろいろ考えましたが、回復パーティションの領域を使うしかない! ということで作業を進めます。
3.1 回復パーティションの引っ越し
以前の記事(本記事の最後にリンクを用意しています)で、回復パーティションの復旧手順をまとめていたので、早速この手順で、回復パーティションを移設する(というか、新しい回復パーティションを作成し、現在の領域を空ける)ことにしました。
内蔵ディスク(DISK0)の未割当領域を、新回復パーティションにするため、「ディスクの管理」で領域を確保しNTFSでフォーマットします。
何も考えずに、全域割り当ててしまいました(汗)
必要になったら再調整すでばいいかな・・・と。
新回復パーティションは、Dドライブ です。
ここから、WindowsREの復旧作業に取り掛かります。
WindowsREのイメージファイル(Winre.wim)の準備については、
「回復パーティションが壊れてしまった!」(リンクは末尾にあります。)を参考に準備してください。
以下、WindowsREイメージファイルは
C:\Work\Winre.wim に準備した前提で話を進めます。
新回復パーティションにフォルダを作成します。
md D:\Recovery\WindowsRE
新回復パーティションにWindowsREを複製します。
copy /h C:\Work\Winre.wim D:\Recovery\WindowsRE
現在、動作中のWindowsREの状態確認を行い、無効化後、再び状態確認します。
(管理者コマンドプロンプト)
reagentc /info
reagentc /disable
新回復パーティション上のWindowsREを再構築し、有効化します。
(管理者コマンドプロンプト)
reagentc /setreimage /path D:\Recovery\WindowsRE
reagentc /enable
reagentc /info
WindowsREの状態と場所を確認し、新回復パーティション上で有効になっていればOKです。
新回復パーティションのドライブレターを解除し、パーティションタイプを設定します。
(管理者コマンドプロンプト)
※ ディスク番号、パーティション番号は環境に合わせて読み替えてください。
diskpart
list disk
select disk 0
list partition
select partition 4
remove letter=D
set id=27
exit
ディスクの状態は下記のようになります。
3.2 システムパーティションの拡張
旧回復パーティションの領域を解放します。
(管理者コマンドプロンプト)
※ ディスク番号、パーティション番号は環境に合わせて読み替えてください。
diskpart
select disk 0
list partition
select partition 2
delete partition override
ディスクの管理 で、ディスクの先頭にあるシステムパーティションのボリュームを拡張します。
とりあえず、400MBあれば十分と判断し、400MBまで拡張します。
拡張後の状態です。
4. 再度 Windowsバックアップを実施
ここまでの作業で、このPC(テスト機)の状態は下記の状態です。
(1) システムパーティション 400MB
(2) 回復パーティション 新しい領域(Cドライブの後ろ)
(3) WindowsREの状態 enbaled
(4) Windows10 もちろん動きます!
やっと、イメージバックアップを取れる状態になりました!
それでは、気を取り直して、イメージバックアップを取ります。
スタート → 設定 → 更新とセキュリティ → バックアップ と操作して
[バックアップと復元]に移動(Windows7) をクリック
表示された バックアップと復元]に移動(Windows7) 画面の
システムイメージの作成 をクリック
ウィザードでは、用意した外付けHDDにバックアップするよう操作します。
必要事項を回答し、バックアップを開始します。
今度はエラーが発生しません!
5. 最後に
如何でしたか?
イメージバックアップに関するトラブルはよく調べてみると、かなり、多いようです。
その際に、今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
「備えあれば患いなし」です。
なお、当初、予定していた イメージバックアップからの復元 は、
別の機会に記事として投稿します。
それでは!
お時間のある方は、こちらにもお立ち寄りください、
回復パーティションが壊れてしまった!
くろねこ自由気ままな日記