皆さん こんにちは くろねこ です。
はじめに BMW の
封印 とはなんでしょう?。
今回は、BMWの封印とその封印を破る方法について実際に実施したお話です。
BMW の 封印
簡単に説明すると次のようなものと思ってください。
「機器としては搭載されているが、使えなくなっている(している)機能」
すべてではありませんが概ねこのように理解しても良いと思います。
例えば
- オプション購入で利用可能になるもの
この場合は関連するスイッチ類がカバーで塞がれているのでカバー交換が発生します。 - 輸出先の道路交通法などで機能的な制限をかけるもの
代表的なものとしては、ディライトがあります。現在は認められてますが、つい最近までは制限されてました。
そのほか、安全を確保するため、走行時の動画の映像表示や操作、ナビの操作も制限されてます。
特に、World wide で販売されている BMW や メルセデス アウディ などは販売先のお国事情に合わせて機器(ハード)を変更するのではなく機器は同じにして、設定(パラメータ)を変更可能にして、日本向けパラメータのようなローカルパラメータを設定して販売してます。
この「封印」を破るのが、今回のお話です。
決して悪霊を野に解き放つわけではありません。(念のため)
自己責任です!
ここから先のお話については、
あくまでも 自己責任 でお願いします。
この 封印を破る 、 封印を解く 行為を コーディング と呼んでます。
よく(輸入車の)チューニングショップのページに、コーディング と書かれているものがこれです。
ショップにお願いする場合、だいたい、コーディング 1項目あたり 15,000~20,000円で施工されるところが多いです。
ショップに頼まずに、自分でPCをBMWに接続して実施することもできます。
ただし、コーディングに失敗した場合、最悪、自走不能になるケースもあります。
(PCでWindowsが起動しなくなったときを想像してください)
コーディングが成功したとしても点検時等のシステムアップデートでリセットされ再び封印されてしまうこともあります。
(システムアップデート=Windows Update とようなものと考えれは分かりやすいです。)
BMW の場合、新車から5年目の車検を取るまで乗る場合、
一年点検が3回、車検が2回あるので、そのどこかでシステムアップデートは、ほぼ間違いなくあります。
ちなみに、くろねこのBMWも一度システムアップデートを行い機能が封印されました。
<余談>
一年点検と車検の話が出たので、ついでに・・・
「あれ? 6か月点検は?」と思われた方、いらっしゃると思いますが、BMWの場合、6か月点検はありません。点検終了時に一年後の年月の点検整備済みステッカーが貼られます。(デザインがダサいのでくろねこは貼ってません ^^; 違法ではないそうです。)
封印を破るには?
コーディングツール はいくつかありますが、当時、発売されたばかりの
BREX CODE PHANTOM というものを Studie さんで購入してやってみました。
CODE PHANTOM は OBD2 コネクタ に接続、スマホには VIM というアプリをインストールして利用します。スマホで簡単にコーディングできることが売りです。
CODE PHANTOMで解くことのできる封印は次のものです。(購入当時)
流行る気持ちか抑えきれず、購入直後、Studieさんの駐車場で、早速コーディングしてみる。(ここなら何かあった場合、メカニックさんがいる & くろねこは客)
普段説明書をあまり読まないくろねこも、このときはしっかり頭に叩き込み、
VIMで表示されたCODE PHANTOMとペアリング、しばらくするとBMWに繋がりました!
しかし、スマホのバッテリ状態が80%を切ってるとの警告が‼️
マジっすか!?
ビビったくろねこ(しっぽ太くなったかも)は、素直にスマホをシガーソケットで充電(笑)、近くの販売機でジュースを買いしばらく待ち、再び挑戦するも
くろねこのスマホはへたっていてすぐにバッテリが減る! 再び警告を表示する!!
どうしよう・・・(しばらく考えるが・・・)
もう我慢できにゃい! 行くニャー!!
一発目の封印
バッテリの警告を無視。設定項目の一覧を画面に表示。
一発目の封印は、エンジン始動時にメーターパネルに表示される「BMW」の文字を「M PERFORMANCE」のロゴに変更してみることにしました。(インパネ・Mロゴ)
設定を変更し、書き込みを実行!
エンジンが一旦停止し、再度、始動する。めちゃめちゃ焦る!!
次の瞬間、メーターパネルに・・・
誰だ? お前は!? しばらく沈黙。
かなりビビったので、これ以上はやばいかもと思い、帰宅してスマホをしっかり充電し、ネットの情報を漁り、再挑戦することで自分を納得させ、新横浜を後にしました。
続きはまた。お楽しみに。