こんばんは くろねこです。
昨日の雨が嘘のような朝でしたが、午後から次第に雲が多くなり、18:00現在、冷たく激しい雨に変わりました。気温の変化が激しく、体調管理が大変です。
前回の記事で、愛車 G20 M340ix のリコールについて触れました。今回はその続きになります。
前回の記事をご覧いただく場合はこちらをクリックしてください。
リコール対応は、iDrive のバージョンアップで、修正版プログラムに書き換え、問題を解決するものです。所謂、パッチ適用によるバグ修正です。
となると、「封印」は再び閉ざされてしまいます。
今回はその閉ざされた「封印」を解き放つ作業のレポートです。
コーディングツールは
くろねこは、以前に「CODE PHANTOM CCSE」というコーディングツールで「失望」した経験がありました。
そのときの記事がこちらです。
このとき、結局、有償バージョンアップしても「何ができるようになるのかの情報がない」ことと、すこし納得できないこともあり、バージョンアップはしませんでした。
その後、コーディングを行うために、BMWの定番コーディングツールである BimmerCodeでコーディングすることにしたのです。
我慢できないくろねこはすぐに、BimmerCodeでコーディングを済ませました。(そのときの記事は残念ながら投稿していません。)
BimmerCodeとは
クグッてみれば大量の情報が検索結果に出てきます。このツールは世界中で愛用(!?)されているため、日本語以外のものもたくさんあります。ときに危険なサイトもあるので万全なウイルス対策を施した端末で注意しながらアクセスしてください。
日本語サイトでも十分な情報得られます。
BimmerCodeは、コーディングするためのアプリケーションのことで、BMWと接続するためのアダプタが別途必要になります。
BimmerCode用のアダプタは、OBD2コネクタに接続するアダプタで、Bluetoothと有線用があります。
くろねこはスマホ(android)でコーディングするため、Bluetooth用アダプタになります。
有線用は使っていないので、以下の「封印解放作業」はBluetooth用での内容です。
なお、コーデイング用以外のものとしてもOBD2アダプタは結構遊ばせていただいてます。詳しくはこちらをご覧ください。
コーディングの事前準備
続いて、BimmerCodeで封印を解くための準備です。
アダプタの購入
アダプタは何種類かあり、それぞれでコーディング可能な項目と対応車種が異なります。
アダプタの代表的なものは(Bluetooth用)
- vLinkerBM+ for BimmerCode
- UniCarScan UCSI-2000
- Veepeak OBDCheck BLE+
など
それぞれ、価格も違います。
BimmerCodeはこのアダプタ経由でBMWと接続しますので、必ず、必要になります。
くろねこは対応車種とコーディング項目をよく検討した結果、(2021年に)vLinkerBM+ for BimmerCodeを6200円で購入(某密林ショッピングモール)してます。
BimmerCodeインストール
スマホ(android)に、BimmerCodeをダウンロードし、インストールします。
もちろん、これだけでアダプタを介してコーディングは可能ですが、簡単な項目のみだけなので、有償版購入手続きをして、「エキスパートモード」が利用できる状態にします。
くろねことしては、エキスパートモードの設定ができる有償版をオススメします。
価格は 約4000円前後(購入サイトにより変動します)で、くろねこはgoogleで決済しました。決済確認とれ次第、すぐに利用可能になりました。
決済操作後、数分で確認取れました。
これで準備完了です。
BMW iDrive のバージョンは?
3/13に、封印された状態で帰って来た G20 M340ix
ワークショップでキーを返してもらい STARTボタンでエンジンをかけます。
気持ちいいエンジン音とともに G20 M340ix は目覚めます。「おかえり」と呟くと同時にメーターパネルを見ると最高速度が260km/h表示に
やはり、封印された状態であることが確認できました。
BimmerCodeは基本的にエンジンオンの状態で使用するので自宅付近はやめ、大きな駐車場などでやることにしてます。ということで、神奈川県のとある公園の無料駐車場にやって来ました。
天気もよく、初夏のような陽気で、駐車場には多くの車が駐車してましたが、夕方ということもあって、スペースを確保できました。
最初に、iDriveのバージョン確認です。
想像ですが、mm/yyyy.xx で、mm/yyyyはメジャーバージョン、xxはリビジョンではないでしょうか?
そして、各BMWには車種を特定する情報が記載されていて、その車種情報で汎用的なシステムの各々の機能の有無を判断させているものと考えます。
一般的に、メジャーバージョンは機能的な変更が行われた際に変更するもので、BMWの場合、そのリリース時期を年月で表しているようです。
リビジョンはそのバージョンの不具合修正レベルを表します。
ということであれば、愛車のバージョンは「今でしょ!」なんです。
最新バージョンBMWの封印を
vLinkerBM+ とスマホを接続
早速、vLinkerBM+ を取り出し、OBD2アダプタに差し込みます。
スマホのBluetoothをONして、vLinkerBM+と接続します。
しかし、接続できない!
実はこのvLinkerBM+アダプタとスマホを接続するときの Bluetoothのデバイス名は
vLinkerBM+
vLinkerBM
の2つが表示されるのです!?
つい、vLinkerBM+ に接続してしまいますよね。。。
くろねこもその思い込みで、接続できないよ病に
そう言えば、去年購入時「なんか接続時に一癖あったな~」と思い出し、クリックスタートガイドを確認
気を取り直して、vLinkerBM に接続します。
※ クイックスタートガイドには、機内モードで実施とありましたが、BimmerCodeは起動時にアップデートのチェックを行うので通信できる状態で接続しました。
BimmerCode起動
スマホのBimmerCodeを起動します。
昨年の6月以降、初めての起動になります。
予想通り、BimmerCodeの更新チェックが行われ、最新版をダウンロードが始まります。
ダウンロードが終了し、車両情報の読み込みます。
と、ここで、(記録が無くてすみませんが)
いくつかグレーアウトしている項目がありました。
記憶の限りでは、
- Receiver Audio Module
- アドバンスト・クラッシュ・セーフティ・モジュール
- ボディ・ドメイン・コントローラー
だったと思います。
2022/03/13時点の状態です。
この情報をこのブログでアップしようと、本日(2022/03/19)再度、BimmerCodeを起動すると・・・
再び、最新版のダウンロードが始まりました。「おっ!」と大きく期待するくろねこ
3/13時点のBimmerCodeのバージョンも控えてませんでした。
う~ん残念! 切腹! (古い^^;)
大きな期待に股間 胸が膨らんだくろねこはBMWと接続します。
ECU(Engine Control Unit)とアクセスし、車両情報を読み込みます。
この時間が、結構長い・・・
やがてメニューが表示されました。
BimmerCode すっげー!!!
この世界中のどこかで、最新iDriveの解析のために検体となったBMWがいるのでしょうね。
とにかく、感動です。
かなり早く最新版BimmerCodeの利用者になったのかも知れません。
いよいよ封印を
BMW G20 になって標準機能でいろいろできるようになったので、くろねことしては取り急ぎ下記項目のみ優先的に実施します。
(実はいじれる項目が多すぎてよくわかりません。)
以下、忘備録的な記録です。
時刻のGPS連動
ヘッドユニット → エキスパートモード
パラメタ名 : SETTINGS_TIME_AUTOMATIC
設定値 : navigation または online
※ ここは以前の設定値のままでした。
スピードメーターの330km/h表示
インスツルメントクラスタ → エキスパートモード
パラメタ名 : 3001 KI_Parameter
後退時の助手席側ミラーの降下角
ボディ・ドメイン・コントローラー → ミラー
パラメタ名 : オートミラーチルト角度
設定値 : 40% (初期状態:70%)
とりあえず、最低限のコーディング完了です。
各項目、BMWに書き込むとECUの再起動が行われます。
今回、ECUの再起動後に、なぜかスモールランプの異常がメッセージ通知されました。
おそらく、全システムを再起動することで復帰するものと思い以下の動作を実施
Audioボタン長押し(30秒)
エンジンオフ
施錠
再び、G20 M340ixに乗り込みエンジンスタート
全システム正常稼働!
エラー解消です。
おわりに
今朝、BMWから
「法令1年定期点検のご案内」のはがきが届きました。
さすがにメジャーアップデートは無いと思いますが
再び、封印されるかもしれません。
最後に、mp4動画再生についてです。
以前の記事でも記載しましたが、BMW G20になって、Speedlockモードで設定可能になりました。
これは、あくまでもテスト用の機能だそうですが、くろねこは問題なく利用しています。
今回、ワークショップから帰ってきた G20 M340ix は変更されていませんでした。
一応、Speedlockモードの設定方法です。
- iDriveダイアルを前方に押しながら下記操作を行う
- Mediaボタンを押す
- Homeボタンを押す
- Mediaボタンを押す
テンポよくやると、Speedlock メニューが表示されます。
なかなか表示されませんが根気よくやってみてください。
その中の CD/MMメニュー: Speedlock無効化 を選択します。
それでは、今回はこの辺で
当ブログをご覧いただき、ありがとうございました。