こんにちは くろねこです。
初夏のような日もあれば、真冬のような日もあり、体調管理がすごく大変です。
手洗い・うがい+マスクと、感染してはいけないという緊張感もあり、何とか体調を崩さずに今日も生きてます。
しかし、目の痒さ(花粉症)はとてもつらいです。
さてと
今回は、自動車のOBDに関することです。
OBDスキャンツールとは
OBDとは、On-board diagnosticsの略で、簡単に言うと、車の自己診断を行なうシステムや機器のことを指します。
自動車の異常を検知して、ドライバーに通知する他に、故障内容がOBDに記録されるようになっています。
スキャンツールでOBDのデータを読み取ることで、異常の原因を特定し、トラブルを解決するのに役立ちます。現在は、OBD2にバージョンアップされ、コネクタ形状や故障コードなどの統一が図られてます。詳細は下記を参照してください。
World Wideで販売されているドイツ車は、所謂、標準的なOBD2アダプタで自動車に接続できるようです。
しかし、この当時(2016年)の国産車はコネクタ形状はあっているものの、信号アクセスは独自仕様のものがほとんどだったので、OBDスキャンはあまり一般的ではありませんでした。くろねこも国産車時代にOBDについて興味がありましたが、車種への依存度が非常に高い & スキャンツールが高価で手を出しませんでした。
そうなんです。この時代(2000年代初期)、スマホは無くガラケー全盛だったので、接続する端末も準備しなくてはならなかったのです。
時は流れ、OBDもOBD2にバージョンアップ、接続する端末はスマホの時代に、また、通信手段もBluetoothで十分可能に。
そこで、くろねこも再び接続実績を中心にネットを探し、ELM327搭載のものが一般的であること、BMW F30では問題なく接続できることがわかり、密林ショッピングモールで検索、口コミをあわせて確認。結果、下記の商品に辿り着きました。
日本語マニュアル スイッチ付き
超小型ELM327 OBD2スキャンツール
(以下、OBD2アダプタと呼びます。)
スイッチ付きにしたのは、F30(というかBMWのほぼすべての最近のクルマ)のOBDコネクタは常時、通電しているとの情報があったため、ずっと接続したままの場合、バッテリの電力消費問題があるため、走り終わったら取り外す必要があります。
身体が硬いくろねこは、いちいち、外したり取り付けたりが辛いので、ワンタッチで電源操作が可能なスイッチ付きのものを探してました。
価格もバラバラで、(気分的に)一番安いところは避け、販売店に関する口コミも調べて、ゲットしました。
OBDスキャン用アプリ
OBDスキャン用アプリをスマホにインストールしなければなりません。
アプリも複数あり迷います。
くろねこは定番的なアプリ torque のフリー版にしました。
当時のスマホは、XPERIA Z5 なので、androidです。(キャリアはドコモ)
検索してすぐにインストール。何も意識せずにインストール完了です。後は商品が到着するのを待つばかり。
商品到着
翌々日、OBD2アダプタが届きました。会社から帰ってきて疲れてましたが、早速、BMWに接続してみました。
F30の場合、OBDコネクタはアクセルペダル右側のカバーを開けて接続します。
このOBDコネクタは、以前の記事(下記)で、CODE PHANTOMを接続したところです。気になる方はご覧ください。
話を戻します。
XPERIA Z5は、BMWとBluetoothのペアリング済みですが、今回はOBD2アダプタとペアリングします。
XPERIA Z5のBluetoothをONにして、torqueを起動、通信可能なBluetooth機器の検索が始まり、OBD2アダプタが接続可能なものとして、表示されますので、接続します。
かっこよくメーターを設置してみる
もちろん、すべてのメーターが機能するわけではありません。
おそらく、BMWに搭載されているシステム(BMW OS)のバージョン等に依存するものと思われます。
メーターの設置は、
- メニューから画面を追加を選択
- 画面の種類の選択 (Dial、グラフ、Display ほか)
- Add sensorの選択 (追加するメーターを選択)
- Select size of display (表示サイズ、大、中、小)
これを繰り返し、各メーターを配置していきます。
torqueの画面は複数ページ設定可能で、メーターデザインや配置の異なるパターンの画面を作成し、そのときの気分で画面を切り替えることができます。
う~ん、なかなか、デザインが決まらない(汗)
デザインはこれからいろいろ出来るので、
「とりあえずデザイン」(笑)で次に進みましょう。
スマホの固定
かっこよく表示するtorqueの画面、
問題はどのようにBMWに固定するか? です。
やはり、メーターなので、コンソール付近との一体感が重要です。
縦向きなのか、横向きなのかもデザインごとに異なります。
再び、密林ショッピングモールをさまよい、
- 自動車用スマホスタンド
- マグネット固定
- 洗練されたデザイン(こじんまりのもの)
の条件で探し当てたのが、これです。
M PERFORMANCEのロゴ ステッカーはくろねこが貼り付けました。
一体感がさらに増します。
装着位置は固定面の大きさとシガーソケットとの距離から、
コンソール左側あたりがベターかと(そのあたりしかなかった)
夏の車内温度の上昇にも耐えられるよう、耐熱性の両面テープを別途用意して、コンソールに位置調整しながら貼りつけます。
マグネット式なので、向きを都度変えることができます。
シガーソケット用のUSB電源アダプタも準備しました。
USBケーブルはクルマの灰皿の蓋を開け、その後ろ側に挟むようにすることで、見栄えよくなります。
試運転
本当は、スマホスタンドの固定から、一晩程度放置して、しっかり固定されるのを待つべきなのでしょう。
でも、くろねこは 待てニャイ!
30分程だけ待ち試運転です。
OBD2アダプタを接続し電源ON
BMW エンジン始動スマホの充電ケーブルをシガーソケットで接続
torque起動
各メーターにある緑のランプが点滅すればそのメーターはBMWの状態を示します。
いかがですか?
メーターカスタマイズ
表示可能なメーターの調査とその配置方法は、そのときの気分で大きく変化するものです。まあ、クルマ好きな人なら、このカスタマイズも楽しみのひとつではないでしょうか。
BMW 特にMsportモデルなら、
もともと、スポーツマインド溢れるデザインなので、
プラスアルファとして使えます。
余ったスマホとOBD2アダプタ、
スマホスタンドで、かなり安価で実現できます。
ただひとつ問題が。
スマホを横置きする場合、
サングラスつけてると偏向の関係でせっかくのメーターが見えません。
日差しが強いときはサングラス必要ですよね→ メーター配置は縦のデザインが良いです。
応用編
スマホのアプリで
- 画面の録画
- 位置情報記録
- ドライブレコーダーの記録
で、クルマの走行状態をあとから多角的に分析できます。
くろねこは、この発想ありましたが、ここまでの実践はできてません。
(やろうとすると、くろねこの性格では、もっと上のことをやりたくなってしまうので)
でも、サブコンの機能のオンオフ時の走行状態を比較しました。
そう、くろねこのF30はサブコン(STP2)を新車納車直後から装着して、ワンランク上(当時のF30 328i相当)の状態でした。詳細は下記をご覧ください。
このサブコン、BMWワークショップでの点検のときは、サブコンをバイパスするケーブルで、サブコンなし状態にして入庫します。バイパスはstudieさんが無償でやってくれます。
点検前は、自宅→studie(バイパス)→BMWワークショップ
点検終了後は、BMWワークショップ→自宅自宅→studie(バイパス解除)→自宅 の流れになります。 (だいたい点検後の受け取りは夕方が多いので)この、自宅→studie 区間は同じ経路で、サブコンあり状態と、サブコンなし状態のあるので、torqueの画面録画をとり、走行状態を比較したことがあります。
もちろん、全く同じ道路状況では無いので、あくまでも気分的な満足で、サブコンの効果を感じ取れます。(残念ながら、そのときの運転状態が異なるので、録画したtorqueのメーターだけでは、サブコンの効果なのかどうかは判別するのは難しいので動画は割愛させていただきます。このことから、ドラレコなどとの併用が良いと思いました。)
下記は実際のtorqueの画面録画です。
ELM327搭載OBDスキャンツールで走行状態をtorqueで表示#OBDスキャンツール #torque #bmw pic.twitter.com/NSbS4cXk5m
— くろねこ自由気まま (@addpine8844) 2021年3月13日
今回に投稿は、ほぼ自己満足のものです。くろねこのポリシーの通りに「コストはかけずに」精神です。余ってるスマホをお持ちの方、いかがですか?
現在の愛車 BMW G20でももちろん使えます。(ただOBDコネクタの位置が…)そちらの記事はまた別の機会に。
それでは。また。