こんばんは くろねこです。
あの日から11年です。
多くの悲しみを乗り越え、力強く生きていらっしゃる姿をさまざまなメディアにより伝えられ、(伝えきれていないことが、もっともっとあると思いますが)胸の中が暖かくなり、再び前に踏み出すためのたくさんの勇気をいただき、自身の今日があると思っています。
そして、世界が称賛した、つらい時こそ助け合う日本人を誇りに思います。
今回の記事は、2021年夏に再び訪れた高田松原 奇跡の一本松(陸前高田市)のお話です。
少し長いので、3回に分けて投稿いたします。
今回はその第1回です。
2度目の訪問
当ブログをご覧いただいている方は既にご存じかと思いますが、
2017年に奇跡の一本松へのソロドライブを記事として、2021年10月に投稿させていただいてます。
今回、2度目の訪問です。
前回はソロで二泊三日でしたが、今回はくろねこ奥さん同伴で一泊二日です。
実は、高田松原にはまた行きたいとチャンスを画策していましたが、
くろねこ奥さんが「どこかに行きたい!」と突然言い出し、急遽、5月下旬から計画を立て始めました。
彼女はお魚と温泉が大好きなので、三陸の海の幸と温泉を楽しもうということに
目的地は、高田松原・奇跡の一本松(陸前高田市)と
長年行きたかった 仙台の奥座敷 秋保温泉(仙台市)です。
宿泊先はこのコロナの影響で難なく確保できました。
ただ、秋保温泉は陸前高田から約130kmも手前なので、かなり戻ってくる感があります。
じゃらんで宿の予約を取ったら、もう後には引けません。
体調を整え、当日に備えるだけです。
ちなみに、くろねこ奥さんは、会津若松より北へは行ったことありません。
また、長距離ドライブもお初です。
最終的には総移動距離 約1260km となりました。
記事が長くなるので分割して投稿いたします。
第1回は、自宅(東京都)→高田松原
第2回は、高田松原津波復興記念公園→秋保温泉
第3回は、秋保温泉→裏磐梯→自宅
一泊二日なので、かなり弾丸的な工程です。
もし、同様なコースでお出掛けになる際には、二泊でもっとゆっくりといかれること、オススメします。
旅立ちの日に
初日の移動距離はざっと見ても700kmを越えます。過去のソロドライブは「ソロ」(ひとり)なので、行き当たりばったりで宿を決めるのですが、今回は予約を入れた宿があるため、何でかんで夕食までには到着しなければならない。また、老朽化が激しい二人なので、過去の経験のようには行かないと思っていたので、
・ 時間に余裕を持つ
・ 仮眠と食事はしっかりとる
・ クッションや膝掛けなどで助手席は「寝やすく」する
・ バラエティに富んだ再生リストをUSBメモリに用意
・ 適度な副食(おかし)とジュースをクーラーバッグに
これらは、コース選定を考えながら一緒に検討したものです。
余談ですが
見出しの「旅立ちの日に」は同名の名曲 「♪旅立ちの日に」の作曲者:坂本浩美さんとは同じコーラス部でした。彼女はピアノ伴奏でした。
出発当日
7月1日(木)夜
この日、仕事を切り上げ早々に夕食と入浴を済ませ、準備したものをBMWに積み込みます。
そう、時間に余裕をということで、深夜出発としたのです。
ちなみに、7月2日(金)はお休みをいただきました。
23:30 自宅
ハイオク満タンにして出発です。
市街地を抜け、圏央道に乗ります。
日付は変わり、7月2日(金)
時刻は、0:50 狭山PAに
大型トラックが入りきれず、路側帯に駐車
その脇をすり抜け駐車スペースをなんとか見つけ、トイレ休憩です。
まだ、パワーがあるので、すぐに出発します。次の目的地は、佐野SAです。
圏央道から東北道に
ひたすら走り続け、久喜白岡JCTから東北道に入ります。
狭山PAから約一時間
1:50 佐野SAに到着
ここで、コーヒー飲みなから少し身体を動かします。
2:15、佐野SAを出発
上河内SA
2:50 上河内SAに到着
軽くおにぎりをいただき、少し仮眠します。
4:00 本線に戻ります。
早い時間帯、かつ、下り線なので、快適に走れます。つい速度が出てしまいますが、この辺りは覆面いそうなので、まったりとエコ運転です。
だんだん、明るくなってきました。
すこし疲れが出てきました。
4:20 那須高原SAに入ります。
やはり眠気を押さえきれず、ここで仮眠です。
すっかり夜が明けました。
5:40 那須高原SAを出発
次の目的地は国見SA
朝食をとる予定
朝ごはん
7:00 国見SA 到着
レストランで朝ごはん食べます。
かなりがっつりです。
もたれるかもと思いつつ、まだ涼しい、朝のひとときを
ここから先は、東北道から別れ、海岸方面に回り込み、津波の被害が大きかった荒浜地区を抜けて北上します。
国見SA出発前に、コースの確認を行い、
8:15 再び本線に戻ります。
仙台南部道路から仙台東部道路へ
仙台市の入り口にあたる 仙台南IC から仙台南部道路に入ります。
仙台南ICは、秋保温泉の入り口です。
今日はここまで戻ってこなければなりません。予約しているので。。。
仙台南部道路と仙台東部道路は高速道路というよりは有料バイパスの感じ
対面交通箇所もあります。
時刻は金曜日の朝のラッシュ時間帯
あちこちで流れが悪くなってきましたが、
都心の渋滞を経験からすれば「全然」です。
仙台東部道路合流後、少しすると荒浜地区に差し掛かります。
以前の記事で、震災遺構 荒浜小学校 を訪れた際に地下鉄終着駅の荒井駅から延びる車両基地はこの仙台東部道路のすぐ左側です。
進行方向右側には広大な田畑とその先の輝く海が
その海岸線には荒浜小学校があるはずです。
(運転中なので確認はできませんでした。)
距離にして1.5kmくらいでしょうか
震災遺構 荒浜小学校を訪れた際の記事はこちらです。
朝のラッシュ、出口に向かう車が多く、本線上の車の数はだんだん車両の数は減って行きます。
強い日差しが気温を一気に押し上げます。
三陸自動車道
時刻はまもなく10:00
仙台港北ICを経て、仙台南部道路から三陸自動車道にそのまま入って行きます。
前後に車はほとんどいません。
当初の計画通りで順調です。
このまま、高田松原を目指します。
三陸自動車道は仙台から徐々に北に延びているらしく、北上とともに道路かきれいになっていくんです。
SA/PAは、一旦、一般道に降り、道の駅を兼ねているようです。(寄っていないので詳しいことは不明ですが、高速料金は継続走行で扱うと標識に書かれてました。)
ICは街ごとにあるようです。
三陸自動車道は山間部を抜け、南三陸町あたりから海岸線に出ます。
と言っても、リアス式海岸なので、海は「時々見える」って行った方がいいのかなです。
やがて、ナビが出口に向かう指示を出しました。時刻は11:00
東北道 国見SAを出てから約3時間
BMWは休憩を取れとメッセージ(警告)を表示します。
唐桑半島ICからR45におります。
本当は陸前高田ICが最寄りですが、思うところがあり、すこし手前で一般道に
時々見える海の場所には、海側に駐車帯があり、立ち寄れば、穏やかな海を見ることができます。
右に左にくねくねと走り、山を越えたところで、正面に、かつての高田松原と市街地があった広大な台地が拡がりました。
前回訪問時(2017年)は、また、瓦礫と土埃とダンプカーだらけだった あの陸前高田です。
11:40 (ナビの声)
「目的地に到着しました!」
ここまでの移動距離 約550km
所要時間 約12時間 (休憩含む)
ご視聴ありがとうございました。
(次回に続きます。)
次回の記事はこちらです。